人事コンサルの提案を、4案件ぶん体験する
「管理職の研修をお願いしたい。予算は2,000万円です」クライアントが言う課題
「去年、現場の推薦が本社で2回ひっくり返ったことがあって」深掘りで出てきた話
「……あの研修、何だったんでしょうね」受注して、半年後

依頼どおりに提案すると、
受注できて、成果が出ない。

クライアントが言う課題は、本当の課題ではないことがあります。 依頼を聞き、深掘りの質問を3回だけ選び、提案の構造を決めて、受注する。 そして半年後の結果が出ます。真因を外した提案は、受注できても効きません。

4案件を担当する 約25分 / ブラウザだけ / 下で1問だけ試せます

1案件目の冒頭だけ、試せます

クライアントの依頼を聞いて、深掘りの質問を1つ選んでください。 本編では3つ選べます。

1案件は、4段でできている

これを4社ぶん。各社に、本当の課題が1つだけ仕込まれています。

1. ヒアリング
依頼を聞き、8つの質問から3つだけ選ぶ。真因に届く質問は決まっていて、 外せば手がかりは出ない。手がかりが2件そろわないと、依頼から外れた課題設定は主張できません (根拠が手元にないため)。受注はできますが、真因には届きません
2. 提案の構造
課題設定 / 打ち手 / 体制・期間 / 金額の4つを決める。 配点の最大は課題設定。打ち手が課題に噛み合っているか、体制が打ち手の規模に見合っているか、 金額が原価と予算の両方と釣り合っているかを見られる
3. プレゼン
受注/条件付き受注(減額)/失注。 落ちた理由が返る。予算の1.5倍を超える提案は、構造が良くても社内決裁を通らない
+ 案件ごとの場面
2〜4案件目には、その案件だけの場面が入ります。入るタイミングも案件ごとに違います。
2案件目は提案の直前に競合の提案が見える。3案件目はプレゼン中に役員が割り込む。 4案件目はヒアリングの後に社長と窓口の意見が食い違っていることを知る
4. 実施と、半年後
受注した案件は実施され、結果が出る。真因に当たっていれば成果が出て紹介が来る。 外していれば実施されて終わる。そして次は来ない
各案件の最適解は1つだけ(108通りの組み合わせのうち)

課題設定・打ち手・体制・金額の組み合わせは1案件108通り。 そのうち受注になるのは18通り前後、構造が満点になるのは1通りです。

年度の粗利目標があります

2,000万円。4案件を最善で通すと3,000万円ほどになります。 1件落とすと、届かなくなります。未達だと年度末の評価が1段下がります。

この目標が、このゲームでいちばん意地の悪い仕掛けです。 失注して追い込まれると、マネージャーがこう言ってきます。

残り1案件で1,800万円か。……厳しいね。
言っておくけど、数字は大きい案件を取れば埋まる。
依頼どおりに出せば、だいたい通るから。……そこは、君が決めて

4案件目は8,000万円の全面改定で、本当は受けるべきではない案件です。 取れば粗利は最大になります。辞退すれば粗利は半分になります。

実測値

4件目を辞退した場合:粗利 3,030万円・成果4件 → 99点

4件目を取った場合:粗利 3,950万円(最高額)・成果3件 → 86点

数字を最大にする選択と、評価が最大になる選択が一致しません。 目標を超えていると、マネージャーの言うことも変わります。
「目標はもう超えてるよ。残りは、数字のために取らなくていい。……この状態で断れる人、そんなにいないんだけどね」

受注と成果は、別のものです

このゲームで一番起きやすい失敗は、失注ではありません。 受注できて、成果が出ないことです。クライアントは満足して支払い、半年後に何も変わっていないことに気づきます。

依頼どおりに「管理職のマネジメント能力が不足している」と提案した場合

研修は実施された。満足度4.1。半年後、管理職の行動は何も変わっていない。
「……あの研修、何だったんでしょうね」

本当の課題: 管理職が、いまの評価制度を信じていない。
去年の評価で現場の推薦が本社で2回ひっくり返り、それ以来、管理職は部下に評価の説明をしなくなった。 何を教えても運用されない。

年度末の評価では、真因に当てた案件の数が最大の配点になります。 受注額の配点はその次です。マネージャーはこう言います。

受注額は、聞かれたら答える数字。
紹介の数は、聞かれなくても出る数字。

4社の依頼

それぞれ、言っていることと本当の課題が違います。最後の1社は、受けないほうがいい案件です。

クライアント言っている依頼予算
中堅精密機器(820名)管理職向けのマネジメント研修をやりたい2,000万
物流サービス(1,400名)若手の離職を止めたい。定着施策を1,500万
地域金融(2,100名)AI活用を人事から。リスキリングの設計を3,000万
総合商社系IT(3,200名)人事制度を全面的に作り直したい8,000万

4社目には「提案を辞退する」という選択肢があります。 8,000万円を自分から断れるかどうかが、この案件の論点です。

5通りの通し方と、その結果

提案の組み方・場面での答え方・4件目を取るかどうかを変えて通した実測値です。

やり方点粗利成果
真因を当て、場面でも踏み込み、4件目は辞退 993,030万4件
目標を追って、辞退すべき4件目を取る 863,950万3件
提案は満点。最後の場面で窓口に寄せた 82 → B+1,430万(未達)3件
2件失注して、残りで埋めにいく682,320万2件
深掘りを外し、依頼どおりに提案する 17−1,370万(赤字)0件

どの通し方でも、ほぼ全件受注できます。差は受注の後に出ます。 3行目は4案件すべてで真因を当てて提案も満点ですが、最後の1問と目標未達で評価がB+まで落ちています。 最下位は4件すべて受注して赤字です。
何も考えずに選んだ場合(600回の自動プレイ)の中央値は21点、80点以上は1回も出ませんでした。

仕様

構成4案件。1案件 = ヒアリング3問 + 提案4スロット
所要約25分
評価100点満点。真因に当てた案件35/提案の構造20/粗利20/ヒアリングの深さ10/紹介10/評判5
年度の粗利目標(2,000万円)が未達だと、評価が1段下がります
乱数使っていません。採否は構造と金額で決まります
比較同じ4案件を担当した人とスコアを比べられます(ニックネームで記録)
向いている人人事コンサルに興味がある/提案の組み立てを練習したい/人事を外から知りたい
必要なものブラウザだけ。インストールもログインも不要

4社目の依頼

「等級、評価、報酬。全部作り直します。予算は8,000万円。12ヶ月」
「……ええ、経営戦略ですか。いま策定中です。来期の初めには出ると思います」

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